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京都の春は新緑が美しい

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最期に旅行をしたのは2年前でした。毎日目にするようになった感染者数情報や世界の状況。
それを見ないふりして旅行に出かける気力は流石にありませんでした。
しかし3年目を迎えコロナが常に身近な存在となった今、このままではどこにも行けないままになるかもしれないと思い、
ワクチン接種3回目を終えて毎年恒例だった京都旅行に行ってみました。
その時の体験記です。

嵐山で桂川沿いを歩く

最初に訪問したのは嵐山にある食事処でした。知る人ぞ知る松籟庵。

事前予約でどのぐらい混むのか心配だったのですが、実際は私たちを含め二組のみでとても落ち着いた食事を楽しめました。
この場所は渡月橋から桂川の上流に向かった最奥で、濃淡様々な緑葉の木々を見ながら歩きお座敷からもその景色が広がる最高のロケーションでした。車では行けないというのもある意味ポイントかもしれません。

 

 

メニューはお豆腐をメインにしたものでヘルシーなのに満腹です。お店の方も丁寧でお茶を何度も変えてくださって、とても良い雰囲気でした。
秋の嵐山はおそらくこうはいかないと思うのでこの時期に訪れてみて正解でした。

廣隆寺で再開した弥勒菩薩像

次に向かったのは廣隆寺。ここでは座ってじっくり仏像を拝見できるので好きな場所の一つです。変わらないお姿を見ていると世の中は様々な事が起こっても変わらない美しいものだってある。そう安心できる気がしました。

仁和寺は名物桜以外でも楽しめる

仁和寺と言えば御室桜ですが残念ながら終わった後でしたので、いつも観光する庭園とは他に霊宝館に初めて足を踏み入れてみました。
そこではよくTVで紹介されている人物画や歴史で学び知った書物などが展示されており、歴史マニアには、
とても感激できる場所でした。平安時代はとても興味がある分野の一つなので、それらに関連したものを拝見できるとワクワクします。
いつも桜を目当てに訪問しますが無いのであれば別の楽しみ方を見つけることで違ったものが見えたりします。

詩仙堂で白い藤を見る

桜が終わっていてもこの時期咲く花は他にも多々あります。その中で好きな花の一つが藤です。藤はその色名としてあるように紫系がほとんどですが、白一色もあります。新緑の鮮やかな黄緑の中に咲く白藤はひと際美

しく見えました。先客がありましたが庭園内はほぼ独占状態でしたので運が良かったです。

永観堂で阿弥陀像と静かに対面

ご本尊であるみかえり阿弥陀像と時間を気にせず対面。とても優美で穏やかなお姿を目の前にすると、現在起こっている世界情勢をしばし忘れ、心に平安の一時を得られた気がしました。

そして臥龍廊を渡って多宝塔のある場所から見た京都の町並みは、新緑に煌めいていて、この景色がずっと続くことをふと願ってしまいました。

東福寺の春は圧倒的な緑の世界

 

東福寺をこの時期訪問は初でしたが、とにかく広い場所だと改めて実感しました。また今更ですがその名の由来を知り、だから似ているという合点が行きました。ここで有名なのは紅葉でこの季節は当然新緑色。
赤い紅葉もそれは美しいですが、春に見る紅葉もとても美しく癒されます。

こちらも人は少ないのでのんびり散策できました。秋には観光客であふれ留まることが不可能な通天橋も、パンフレットに載っているようなショットが納められました。

 

ここまでほぼ人がいない場所を訪問しているように見えますが、実は南禅寺・清水寺・伏見稲荷大社にも立ち寄りました。

そしてこれらの有名スポットは季節に関係なく賑わっていると分かりました。次回があった時は訪問の候補地から外しても良い気がしました。

春の京都まとめ

 

 

・秋の紅葉で有名な場所へ訪れると散策がゆっくりできる
・桜が終わっても春の花はたくさんある。藤、ハナミズキなど
・紅葉は緑以外に赤い紅葉もあって驚き

 
おそらく京都が本当に好きな方なら季節に関係なく、その場所を訪れる事が楽しみであり目的ですが、私もようやくその中の一人になれそうな気がしました。
というのも歩いているだけでちょっとした発見に感動したり、その場所にまつわるエピソードを改めて知る事が楽しく興味がわいたからです。
見方を変えると見えてくるものがある。それを今回改めて感じた旅でした。



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