ドイツは夏と冬で2回訪れました。どちらもツアー利用です。
ツアー旅行を数十年してきたことで見えたものや体験談をシェアできたらと思います。
・移動時間の短縮と快適さ(お手洗い場所探しは有料もあるけど確実)
・荷物運びの手間が解消
・ガイドブックに載っていない穴場を教えてもらえる
・名物料理が必ず食べれる
今回はドイツ夏旅行ツアーの風景とお食事の写真などを掲載します。
時期は7月半ばです。ドイツとオーストリア2か国だったのですが、
ドイツの人気コースロマンチック街道が中心です。
・ツアー行程ベースでの紹介になります。
・ツアーバス移動とGoogle Mapsで電車移動した場合の時間を参考までに記載します。
(記事掲載時)
1日目:成田発→ウィーン→フランクフルト着
2日目:リューデスハイム→ハイデルベルク
3日目:ローテンブルク
4日目:ネルトリンゲン→ホーエンシュバンガウ
5日目:ヴィース
このツアーは2か国訪問ですので、オーストリア航空に乗り最初の到着はウィーンでした。
そこから更に飛行機でフランクフルトへ。ツアーなのでコンダクターの指示通りに集合すればトランジットもスムーズです。
ちなみにドイツのみでしたら日本からの直行便はありますのでご安心を。
■この町ポイント■
ツグミ横丁
古城とローレライ伝説
ライン河クルーズ出発点
このツアーではライン河クルーズの出発地点としての位置づけでした。
ゆっくりと散策する時間は無かったのですが、「ラインの真珠」と呼ばれる美しい景観から「ライン渓谷中流上部」として世界遺産登録に含まれている町ですので、ドイツのみの観光でしたら間違いなく滞在観光が楽しい町でしょう。
ツグミ横丁
到着時間は夜8時過ぎでしたのでホテルに直行でしたが、日没が9時過ぎとまだ明るいので、近場を散策しに出かけました。
コンダクターに案内して頂き、つぐみ横丁(Drosseogasse )というワインバーやお食事ができるお店が集まっているところで、初めてリースリングワインを飲みました。
ワインの名産地としても有名なこの地で頂いた白ワインはとてもおいしく、お店の雰囲気も楽しかったのですが、ワイングラスにメモリがあったことに初めて衝撃を受けた町でもあります。
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ラインシュタイン城 -
ローレライ岩
古城とローレライ伝説
2時間以内のコースは映画に出てくるような古城が次々と現れてきて、お城に関する逸話も実に興味深く、造りモノではなくリアルに存在しているものだったと感激しました。
コンダクターが簡単なガイドマップを配布くださったので、船の説明アナウンスが聴き取れなくても大丈夫でした。こういったお心遣いは嬉しいです!
各城内は博物館・ホテル・レストランから個人所有と様々。次回機会があればお城ツアーに参加したいぐらいです。
有名なローレライ伝説の岩も迫力ありでした。
ゆったりとロマン溢れる景色を堪能しザンクトゴアに到着。次の町ハイデルベルクへ移動です。
バス移動:2時間 電車:3時間
■この町ポイント■
アルテ・ブリュッケ (意味は古い橋)
第二次大戦を破壊される事なく乗り越えた町。
ハイデルベルク城
お城はフランス軍に破壊され二回の落雷を経て今の景観を維持してきました。
ふもとの町からハイデルベルク城まではケーブルカーが走っているのですが、
ツアーなのでお城入口までバスで行ってもらえます。
個人の場合はケーブルカーと城内見学のセットチケットがあります。
古い居館の複合体として残った城址は城主の名にちなんだものであり、年代による様々な建築様式を一堂に見られるチャンスです。修復をせず廃墟と化した部分ですら、お城を構成する魅力の一部としてしまうほど素晴らしい歴史的建造物だと言えます。
もう一つ城内で有名なのは大樽です。22万ℓ(通常ワインボトル30万本分)の容量が入ります。
その近くには樽の監視役ペルケオの像があります。彼はワインを幼少から飲み続け、晩年初めて水を飲んだが為、翌日亡くなったというエピソードがあります。
アルテ・ブリュッケ (公式名カール=テオドール橋)
観光客に人気のブロンズ猿の像があり、これには諸説あるらしいのですが、持つ鏡を撫でると金運が上がるというので触っておきました。皆が触るのでそこだけ磨かれています。
ここでは建物が特徴的なレストラン騎士亭(ZUM RITTER)で名物料理ランチを頂きました。
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トマトスープ -
ソーセージ -
ローテグリュッツェ風
ハイデルベルク→ローテンブルク バス:2時間 電車:4時間
■この町ポイント■
城壁に囲まれている
クリスマスに関連のKäthe Wohlfahrt(ケーテ・ヴォールファールト)
ローテンブルク限定steiff
シュネーバルというお菓子
旧市街とプレーンライン
ヨーロッパの旧市街特有の落ち着いた感じでした。かつて第二次世界大戦により破壊された町だということでしたが、忠実に再建された結果今の景観になったとの事。
プレーンラインと呼ばれる場所は様々なジャンルのアーティストがインスピレーションをひらめかせた場所です。
コンダクターにフォトスポットへも説明付きで案内して頂けます。
1泊すれば町の雰囲気は十分堪能できること間違いなしです。
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城壁 -
城壁から見た町 -
日本の番組
城壁に囲まれている
城壁は歩くことができ、これは日本でなかなかできない体験です。少々高い位置から町の様子を一望してみると、住んでいる人々の生活感も垣間見えてきて異国に来ている感が増します。
また世界中から寄付が募った証として、城壁には寄贈名が記載されたプレートが埋め込まれています。日本からもあるようでしてとても嬉しくなりました。
ランチは城壁内のレストランでした。
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ロールキャベツ -
フロマージュ
クリスマスに関連のKäthe Wohlfahrt(ケーテ・ヴォールファールト)
クリスマスのグッズが通年で販売されています。
私も何個か記念に購入しましたが、見ているだけでも楽しいと思います。こんなに関連したものがあるんだなと圧巻でした。
ローテンブルク限定steiff
シュタイフはドイツを拠点とするぬいぐるみ会社です。
代表的なのはテディベアで最近では本拠地に博物館がオープンしたとのこと。
ローテンブルクにはTeddys Rothenburgという店があり、そちらでこの場所限定のぬいぐるみを購入しました。(限定と可愛さには勝てません。)
インテリアがシンプルな私の部屋に唯一あるテディベアです。
シュネーバルというお菓子
ドイツ語で「雪玉」。薄く伸ばしたパイ生地を重ねてボール状にし揚げたもの。オリジナルはシュガーパウダーをかけたものですが、チョコレートやナッツがけなどバリエーションは様々です。
ケーキとかに比べればそこまで甘くもなく美味しかったです。
お土産でしたら崩れやすいので缶に入ったものおすすめします。
中身が無くなってもオブジェとかパスタ保管用とかにお役立ちです。
修復貢献もあって、日本語版の案内パンフレットもありました。これに4時間あれば巡回できると記されていて、明確な時間説明がドイツらしいと思います。
宿泊のホテルでも日本語で書かれた案内チラシを頂きました。
今回のツアーで泊まったホテルは別館でして、まさに中世の部屋を少々改装した感じでした。軋むドアとかある意味貴重な体験でした。ツアー旅行を数回した中でこのホテルの印象だけは忘れません。
前後しますがローテンブルクに到着した日の夜はホテルでディナーです。
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ツアー用ドリンクリスト -
野菜団子のスープ -
鶏胸肉クリームソース野菜 -
セモリナプリンとプラム
市街観光後の夕飯はフリーの為、コンダクターがいくつか提案してくださったおすすめレストランへ。とても落ち着いているアットホームな感じで良かったです。
ローテンブルク→ネルトリンゲン バス:1時間少々 電車:4時間
■この町ポイント■
聖ゲオルク教会
隕石によるクレーターの跡に形成された町
この町も城壁に囲まれていますが当時の状態を維持した部分が多いとのこと。時間が無くて歩きは断念しました。
地図や航空写真で見るとほぼ円形で、クレーター落下をまさに証明しているかのようです。町の雰囲気はローテンブルクより静かな感じがしました。
聖ゲオルク教会
ゴシック建築ですがプロテスタント系のためかとても洗練されています。
こちらには「ダニエル」という名の教会塔があるのですが、時間が無くて観るのみでした。
塔からの景色はきっと最高なのでしょうね。
ネルトリンゲン→ホーエンシュバンガウ バス:2時間 電車:5時間
■この町ポイント■
マリエン橋
観光前に名物のランチです。
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プファンクーヘンズッペ -
シュバイネブラーテン -
フルーツコンポート
歴史的には新しいノイシュヴァンシュタイン城
私がドイツで憧れていたお城の一つです。お城を創造したルートヴィヒ2世は統治者としての役割は果たせなかったものの、彼のロマン的思考を具現化したこのお城は、現代に生きる人々にとって、ファンタジックな世界を見させてくれる。
これは功績となったのではないでしょうか。
城内は美しい絵画や綺麗に彩色された装飾でまさに至福の時でした。内部撮影できないのが本当に残念です。
専門家に言わせると歴史的価値はないと言われているのに、撮影が禁止なのは、どうしたものかなと思ったりします。
マリエン橋
お城を美しく撮影する為の橋がここです。遠くから離れてこそ見えるお城が、
絵になる風景です。ツアーなのでついていくだけ全てお任せなので楽です。
宿泊場所も麓の町というロケーションです。
夕食はホテルで名物料理です。ケーキ名はドイツ語だと「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」です。
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前菜 -
メインのマス -
黒い森のチェリートルテ
ホーエンシュバンガウ→ヴィース バス:30分 電車:1時間
■この町ポイント■
ドイツ最後の訪問は世界遺産にもなっているヴィース巡礼教会です。
外観は牧場の中にシンプルな佇まいで建っていますが、中に一歩足を踏み入れるとロココ様式の豪華さに圧倒されます。なんというかここまでするのかというほど装飾が煌びやかです。このギャップもこの教会の興味深いところです。
このような郊外にある場所はツアーバスが断然有利でして、早朝出発で渋滞に巻き込まれなければ、すいている時間にじっくり観れるのでありがたいです。
ここまでがドイツに関する海外ツアー のご案内でした。
最近の海外ニュースで再認識したのですが、これだけは観てみたいと思うものがあるようでしたら、思い切って行ってみることをおすすめします。
(今はコロナで厳しいですが)
なぜならあのフランスのノートルダム大聖堂のように、修復の為に厳重に管理されているものが、ある日突然の火災による消失。
こういった事が起こりうると思い知らされたからです。
今の世の中、わざわざ現地に行かなくても最高の景色をタダで共有してもらえる機会が増え、これはとてもありがたいのですが、自分で辿り着いて見た瞬間の感動はそこでしか経験できない貴重な事なんですよね。
それなのでまだまだ旅行はやめられません。
長年ツアーで旅行に行った結論をもう一度おさらいです。
・観光地での手続き一切不要
・名物料理は食べれる
・初めて訪れる観光地なら金額的にも安くなる可能性あり
ツアー旅行の優先度を何にするかで決定するのもありです。
(あくまで個人的感想です。)
優先対象 | 宿泊ロケーション | 観光時間 | 食事 | 人数 |
低価格 | 郊外 | 長短様々 | ほとんど無 | 20人以上 |
訪問先多数 | 市街・郊外混合 | 短い | 有+名物料理 | 20人以内 |
DXクラスホテル | ほとんど市街 | ゆったり | 有+名物料理 | 10名以下 |
初めてヨーロッパ諸国へ旅行されるのであれば、ツアーでお試しという気構えだと楽です。
(一般的なお試しにしては金額が少々高めですが)
朝食の写真を撮り忘れていたのですが、ツアーの場合、基本的にアメリカンブレックファーストスタイルです。パン、ハム等、乳製品、フルーツ、ドリンクが定番です。
最後にこれだけはと思うのは、
自由時間の有無
同じ内容の旅程でも自由時間が無い場合もありますので、とことん比較をおすすめします。
自由時間はちょっとした息抜きになります。
ツアーは行ってみないと分からない、一部賭けみたいなところもありますが、
私は数十年ずっとツアー旅行でしたし、運がいいことにそこまで残念な経験はありませんでした。ご参考になれば幸いです。
ドイツ冬バージョンはまた別の記事にします。
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心から楽しめる旅行はもうしばらく先になりそうですが、その日が一日でも早く来ることを祈るばかりです。