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小旅行で訪れた町クレモナ

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今回はツアー旅行でイタリアを訪れ、自由時間に初めて自分達だけでクレモナの町へ行った時の体験記です。

 

クレモナとは

イタリア北西部ミラノと同じロンバルディア州にある町です。

クレモナと聞いて真っ先にヴァイオリン?と浮かんだ方は音楽通です。
さらにストラディバリウスと浮かんだ方はかなり弦楽器好きです。

実はヴァイオリンを趣味で数十年習っていました。(今もたまに弾きます)
ヴァイオリンを少しでもかじった事のある人なら一度は耳にした事があるかもしれない人。
それが稀代のヴァイオリン職人アントニオ・ストラディバリウス。
彼が住んでいた町がここなのです。

イタリアに行く機会があれば訪れてみたい町でした。

彼の遺した作品は世界中のヴァイオリン奏者が憧れを抱いてやまない、素晴らしい音色でして、私もその音色に魅了された一人です。

ストラディバリウスの銅像

 

クレモナへの行きかた
Stazione Centrale di Milano

ミラノ中央駅Milano Centraleからmantova行きに乗り、Cremonaで降りる直通の方法で行きました。
この乗り方が迷わずスマートに行けるのでお勧めです。Googleでも検索できるのでお試しくださいね。

片道大人7.3ユーロぐらいです。(2020年7月)

イタリア国鉄公式:TRENITALIA

1時間ちょっとですがツアーから離れ、初めて自分達だけで列車に乗った小旅行。期待と不安でいっぱいだったのを覚えています。
添乗員さんにもアドバイス頂き、トラブルもなく訪れる事のできた自由旅でした。

町は他のメジャー都市に比べてとても落ち着いた雰囲気です。半日もあれば観光スポットはまわれます。

但しご存知のとおりイタリアもスリが多い国ですのでくれぐれも気を抜かないようにしてください。(人のことは言えませんが)

 

クレモナ見どころ

電車の時間を抜かしても数時間のみの滞在でしたので町の中心部と目的のストラディバリウス博物館のみの観光でした。

 

クレモナ大聖堂

12世紀に建設された大聖堂です。ヨーロッパ建築でメジャーなロマネスク様式が元でしたが、最終的に様々な様式が入り混ったものです。
それにも拘らず調和がとれているところが素晴らしいと感じました。

 

クレモナ市立博物館

入口のみ撮影可能でした

ここでは博物館に入り展示室へ向かう途中カメラをしまうのをうっかり忘れていたのですが、そこへ通りがかったライフル銃を持った警備員二人と目が合った瞬間「カメラはダメだ」と注意されました。

初めて銃を所持している人に注意されたのでヒヤリとしました。

一挺で家が建てられる値段と言われるストラディバリウス。ガラス越しですが間近に見られて感動しました。そんな貴重なものがあるのだからライフル銃で警備は当然だなと納得です。

現在はここにあったものが一か所に集約され、2013年にオープンしたヴァイオリン博物館に移動し、展示内容が変わっているようです。

新博物館は最新設備や演奏会も開けるほど洗練されているようです。
ストラディバリウスの生演奏も勿論聴けます。

ヴァイオリン工房
工房の看板です

町にはたくさんの工房があり、立ち止まって窓越しに覗いていると、中へ入る許可を頂き作業を見せてくださいました。しかも女性職人の方だったのでこの時は驚きました。

今はベテラン職人になっているかも…

ところが調べて分かったのですが、クレモナでは3年に一度国際的な弦楽器の製作コンクールがあるらしく、最近では日本の女性職人の方が2位を受賞。しかも今現在では日本人が数十人この地で暮らしているようです。

 

クレモナに今思うこと

今回この記事を書く切っ掛けとなったのは、クレモナ在住の女性ヴァイオリニストの方の映像を見た影響です。


コロナが世界中に渦巻く中で、医療従事に携わる人、闘病している人に向けて、病院の屋上から奏でられた美しいメロディ。とても心に染み入りました。
言葉がなくても伝わるものはあるのだなと実感しました。

私が訪れた時は日本人にも会わず遠い国だと思っていましたが、今は活躍している方がいると思うと、なんだかとても身近に感じてしまい、体験記を書くに至りました。

 

イタリアに関する記事はこれが第一号となりましたが、別の町でのエピソードもそのうち。

イタリアは世界遺産登録数が一位(中国と同数です)でして、人気スポットに訪問した体験記もそのうち記事にします。

それからクレモナで特にお土産は買わなかったのですが、このツアーの添乗員さんおすすめはイタリアチョコのお約束ジャンドゥーヤチョコレートでした。(イタリアに行った際は私も必ず購入してしまいます。)
お配りなら事前購入というのもありですし、自分へのご褒美にお取り寄せもありだと思います。便利な世の中です。

 

 

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